長谷川さんのMech Wallet Black

便利な財布が欲しいわけじゃない。なぜ、Mech Walletは人に見せたくなるのか

VOICES #3

商品を「使う側」ではなく、「創る側・世に出す側」の人は、Mech Walletをどう見るのか。今回のゲストは、海外メーカーの代理店事業と日本製の自社ブランド事業を手がける経営者・長谷川庄太さん。数え切れないほどの商品を見てきたその目に、この小さな道具はどう映ったのかを聞きました。

長谷川庄太さん

長谷川 庄太(はせがわ・しょうた)
株式会社ACT 代表取締役。海外メーカーの代理店事業と、日本製の自社ブランド事業を展開。

物井

質問・構成: 物井(ものい・MONOEDGE編集部)

本記事は、MONOEDGEがゲストに謝礼をお渡しして制作しています。Mech Walletはご本人がご購入されたものです。本文はご本人から書面でいただいた回答をもとに対談形式で構成し、確認・承認を経て掲載しています。


気に入っていた財布に、あえて言うなら

物井

今日は少し緊張しています。長谷川さんは、商品を発掘して世に出す側——毎日「売れるモノ」を見ているプロですから。

まずは、以前のお話から。Mech Walletの前はどんな財布を使っていましたか? 正直なところ、不満はありませんでしたか。

長谷川さん

革のシンプルな薄い財布を使っていました。

気に入っていましたが、カードが取り出しにくいなどのストレスはありました。

物井

気に入っている。でもストレスはある。道具にはそういう間柄があります。Mech Walletとの出会いのきっかけと、決め手は何でした?

長谷川さん

Instagramの広告で知りました。

決め手は、見た目のシンプルさとカードの取出しやすさですかね。

あとは、財布をコレだけに出来たら良いなと自分の未来を想像して、決めたと言う感じですね。

物井

「自分の未来を想像して」——モノ選びの上手な人は、商品ではなく、それを使う自分の姿を買うと言います。まさにそれですね。

レシートを入れられない財布が、経理を変えた

物井

使いはじめて、財布を取り巻く暮らしに変化はありましたか。

長谷川さん

もともと現金はほとんど持ち歩かなかったので、大きな変化はないですが、一番は財布だと不要なレシートや会社での領収書などをどうしても入れてしまって、気がついたら財布の中がぐちゃぐちゃに、という場面があったんですが、もちろん今は入れられないので、それがなくなりました。受け取ったらすぐに経費処理をして、整理するようになりましたね。

物井

入らないから、溜まらない。面倒な経理処理が、意志の力ではなく、構造で解決しましたね。経営者の経費処理を前倒しさせた財布は、なかなか無いと思います。いま、中身は何が?

長谷川さん

クレジットカードが2枚・キャッシュカードが1枚・運転免許証・健康保険資格確認書・診察券2枚。千円札3枚・小銭が数枚です。

物井

スマホのタッチ決済だけで完結させず、物理のカードを持ち歩く理由はありますか。

長谷川さん

たしかに。スマホのタッチ決済で十分かもしれないですね。でも、スマホを家においてふらっと出かけたいときもありますし、スマホは電池切れがありますから。

長谷川さんのMech Wallet Black(ご本人提供)長谷川さんのMech Wallet Black(ご本人提供)

「これいいでしょ」から、話が始まる

物井

どんな場面でいちばん活躍していますか。

長谷川さん

活躍する場面としては、知人や友人に会ったときに「これいいでしょ」と、自慢も兼ねて話のネタになることですね。

物井

人前で出したときの、周りの反応は。

長谷川さん

これいいね。と言う感じでスライドさせてますね。

物井

見せる側から、触らせる側へ。あのスライドは、たしかに貸したくなる動きです。薦めるとしたら、どんな人の顔が浮かびますか。

長谷川さん

高校時代の友人ですかね。反応がよさそうですので。

物井

財布への想いとして、言い残したことがあれば。

長谷川さん

便利な財布が欲しいわけじゃなくて、持っていて話したくなるのがMech Walletの価値かなと思います。

物井

「便利」を売り文句にする商品は山ほどありますが、「話したくなる」は簡単には作れません。

プロの目が見た、「シンプル」の勝ち筋

物井

ここからは、物販のプロとしての目でお聞きします。数多くの商品を見てきた立場から、Mech Walletのどこが「他と違う」と映りましたか。

長谷川さん

物販や商品づくりとしての目線で回答すると、僕が魅力を感じたのは、『シンプル』な部分です。最近は、あらゆるモノが多機能になり、便利な機能もすぐに当たり前になってしまう時代だと感じています。

その一方で、Mech Walletのように機能を増やすのではなく、本当に必要なものだけを追求したシンプルな製品には、逆に価値を感じる人が増えているのではないでしょうか。特に財布は毎日持ち歩き、何年も使い続けるものです。流行や新しい機能に左右されるよりも、飽きのこないデザインや使いやすさが求められるアイテムだからこそ、Mech Walletのような『シンプル』な製品は、今だけでなくこれから先も選ばれ続ける可能性があると感じています。

物井

機能を足すことは誰にでもできるが、足さない決断はプロにしかできない——耳が痛い話です。ちなみに、デザインでいちばんの美点はどこだと思いますか。

長谷川さん

PUNCUBEと書かれている、面取りの部分です。これが有ると無いとでは全然違いますね。

ロゴプレートの入る面取り部分(ご本人提供)長谷川さんが挙げた「面取り部分」(ご本人提供)

※面取り: 角を斜めに削って仕上げる加工のこと。Mech Walletでは、ロゴの入る斜めのカット部分を指す。

物井

全体ではなく、いきなり細部に来ましたね。逆に「ここはもっとこうだったら」は。遠慮は無用です。

長谷川さん

カード容量はもう少し少なくても良いかなと。その代わりに、お札がカードのように入り、同じようにスライドして出てきたら嬉しいです。そうすれば付属の二つ折りウォレットも不要で、もっと薄くシンプルに持ち運べます。

オプションの二つ折りウォレット(ご本人提供)現金はオプションの二つ折りウォレットに(ご本人提供)
物井

お札もスライドで出てくる——想像すると、確かに欲しくなります。あえて割り切った点はありますか。

長谷川さん

小銭ですかね。お札はまだまだ必要な場面があるので、お札を使えば小銭も増えるので、Mech Walletに入らない場合はポケットの中で暴れています。家においてある貯金箱に小銭が増えていくのを楽しんでいます。

物井

暴れた小銭の行き着く先まで、ちゃんと楽しみに変えている。お見事です。こんな商品があったら、というアイデアは他にも?

長谷川さん

最近薄い1枚だけ入るカードケース・マイナンバーケースがありますが、そのようなイメージのお札用の薄いケースを作れば、Mech Walletに入れて使えるので良さそうですね。もしかしたら、僕の会社で先に作るかもしれないので、その時は真似しないでくださいね(笑)

物井

なるほど。それは面白いですね。お札をいれる薄いカードケースは想像できませんでした。もし作られたら、MONOEDGEで販売させてください!最後に、Mech Walletを展開するMONOEDGEに、期待することがあれば。

長谷川さん

男心を擽るモノを期待しています。

絶対に必要ではないけど、なぜか欲しくなるもの。

物井

では締めくくりに。Mech Walletを一言で表すなら。直感でどうぞ。

長谷川さん

男心

物井

長谷川さんが感じるMech Walletの価値が、最後の一言に表れていますね。今日はありがとうございました。


DATA

使用モデル Horizon Black+二つ折りウォレット
中身 クレジットカード2枚/キャッシュカード1枚/運転免許証/健康保険資格確認書/診察券2枚/千円札3枚/小銭数枚
こんな人に 「便利」より「話したくなる」で道具を選ぶ人
ひとこと 男心
Mech Walletとオプションの二つ折りウォレット(ご本人提供) Mech Walletとオプションの二つ折りウォレット(ご本人提供)
愛用のMech Wallet+オプションの二つ折りウォレット(ご本人提供)

取材後記

商品のプロへの取材だから、素材や原価や機構の話になると身構えていた。返ってきたのは「話したくなる」「男心」。数字で語れることをすべて飛ばして、欲しくなる理由の芯だけを言葉にする——数え切れないほどの商品を見てきた人の答えは、拍子抜けするほど短かった。良い道具の条件は、案外その短さで語れるのかもしれない。(物井)


本記事は、MONOEDGEがゲストに謝礼をお渡しして制作しています。内容はご本人の確認・承認を経て掲載しています。

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